上記の「クラス進化論」のサイトを少しだけ覗いてみた

進化論の初歩というところを斜め読み。

人間という一つの種が、その一つ種を保ったまま、少しずつ連続的に新しい人間に改善していく。これが進化だ。旧種と新種との間には、明確な断裂はない。また、旧種が減って新種が増えるのであって、両者は混在しないで交替する

というのを「従来の説」としている。やれやれ。入手しやすいところでいえばグールドでも読めば?要は一部「車輪の再発見」をして、舞い上がってるんだなあ。ちゃんと現代の書物をもっと読めばいいのに。


おまけ。

 ラマルク説は、ラマルク自身が実験的に実証しようとして、否定的に証明された。つまり、ネズミの尻尾を何代にも渡ってちょん切っても、シッポのないネズミは生まれてこない。。シッポのないネズミの方が有利なのだから、環境に合わせて、シッポのないネズミが生まれた方がいいはずなのだが。……こうして、ラマルク説は、実証的に否定された。

えーと、そのラマルクはどこのワイスマン?ついでにいえばそれは、獲得形質の遺伝を否定するために行った、為にする実験。なんで「為にする」なのかといえば、淘汰圧とは何も関係のない部分でデザインされた実験だから。

 本当は、こういうことはありえないのだが、どういうわけか、進化の歴史を見ると、そういうふうになっているとしか思えない。まったく不思議である。……このことを詳しく論じたのが、ノーベル賞学者のモノーの著書「偶然と必然」という有名な書物だ。進化論学者には必読。(しかしこれさえも読んでいない自称専門家が多い。困ったことだ。基礎文献すら読まない、自称専門家たち。)

ふーん。えらく懐かしい名前が出たなあ。ほんとに必読な基礎文献なんなら、自分ももう少し読み直したら?