ゲノムサイズ

ヒトのゲノムサイズについて説明する機会があるとき、自らその情報量をCD-ROM一枚に例えつつも、なんだかえらくちっぽけに響くなあ、と思っていた。ということで、このCD-ROMサイズという事について、きちんとした見方を示してくれるエントリの話。


白のカピバラの逆極限 S144-3 - 遺伝子の情報量

市販のプログラムの容量の大半が画像と音声です。たいていのプログラムはそれを除けば(その他のデータを含めても)1Mもありません。現在のプログラムはフェイルセーフであるため、そのコードがたくさんあるのでその辺を取り除けば 10k もあればちょっとしたプログラムが書けます。例えば http://osask.jp/download2.html(小さいOSを書くことを目標としていて50kで OS が出来ています。10k程度でアプリケーションが作れます。その細菌と大体一緒ですよね。)
と、考えるととっても多くありませんか。750Mって。
ゲノムが分かれば人が分かる、とは思えないとか、人の構造があんまり分かってないことなどに関しては同意します。

うーん、私は本来そのサイズの感覚をしっかり持っていても良い世代だったはずなんだが。しまったなあ。


かつては8インチの、5インチのフロッピーを、さらには高々数十MバイトのHDDを非常に広大な空間と感じていた事もあったにもかかわらず、昨今の肥大したプログラムやデータに慣れて、すっかり感覚が鈍ってたんだなあ。


ちなみに上記のリンクにある、「フル32bitのマルチタスクOS。メモリも最低4MBから。OSは、シェルやデバイスドライバを含めても80KB程度」のOSを作っている人(たち)のサイト:OSASK計画
OSASK計画」の開発自体は1年以上も止まってるっぽいが。