健康に関係する本の紹介の仕方

mobanama2005-11-26


「食品の裏側−みんな大好きな食品添加物」東洋経済新報社という本についての紹介メールがアマゾンから送られてきていた。その紹介文にちょっとひっかかった。ウェブでざっとチェックした限り、真面目な本だそうだから、こーゆーところにこだわるのは良くないのかもしれないのだが。

廃棄寸前のクズ肉も30種類の「白い粉」でミートボールに甦る。コーヒーフレッシュの中身は水と油と「添加物」だけ。「殺菌剤」のプールで何度も消毒されるパックサラダ。虫をつぶして染めるハムや健康飲料・・・・・・。

3個目まではまあよい、最後だ。色素が虫由来であろうが何であろうが、健康に影響が無い物であるならば別に何も問題なかろう。そこであえてこの一文を挟むというのは、感情的な反発を喚起しようとしているとしか思えない。

真摯な本であるならば、こういう理性ではなく感情に訴えるような手法はとらないでほしい。少なくともこの一文によって、「買ってはいけない」と同じようなレベルにまで評価を下げかねないのだから。

少なくとも私はこの一文によって著者の姿勢を疑って、買う気は無くなった。