■レストラン

日本で言えば学食やラーメン屋みたいな長テーブルに相席するようなところでも、セルフサービスじゃなければ基本的にここに含まれる。
入口でお店の人に人数を告げて*1席に案内してもらう。渡された/置いてあるメニューを眺めたらお店の人を呼んで注文。食後にまたお店の人を呼んで「bill, please」と請求書を貰う。大抵の場合、料金にはチップが含まれていなかった。その場合、請求書に「service not included」とか書かれている。現金払いの時は、とりあえず請求を満たすだけのお金を出しておいて、係の人が気づいて持っていってくれるのを待つ(もちろん急いでいるときなんかはこちらから係りの人を呼べばよい)。お釣を持ってきてくれるから、その中から総額の10%程度残して席を立てばよい。カードの時は、自分で10%程チップを書き込むらしいのだが、数回しかやっていないので正直よくわからない。
別にチップを残さなくても後を追いかけてきてチップを出せといわれたりはしないが、一応郷にいれば郷に従えで、よほどサービスが酷くて腹が立ったとき以外はそのようにしてきた。ちなみにそのサービスであるが、日本人ほどきめ細かかったりはしないものの、愛想だけは場合によっては日本人より良いことが多いように思う(ただし中国系はそうでない場合もある)。全体としてぶーたれたような応対であっても、決めという時の笑顔は良かったりするから不思議だ。

*1:二人ならtable for 2。

■Buffet

デパートや博物館や美術館のカフェは、Buffet形式(セルフサービス)になっていることが多い。町中でも気軽なお店はbuffetだったりする。
まずトレイを持ってカウンターに並び、料理や飲み物をピックアップする、もしくは注文して受け取る。料理がすぐでないような場合は整理札をもらう。レジで会計をすませたら、開いているテーブルを探して座る。あとは(整理札の場合は料理が出てくるのを待って)食事をすればよい。チップに関しては、レジにチップを入れる入れ物が置いてあったりするのだが、入れたことはほとんどない。
食後の食器類は、店員さんが片付けてくれる。これがまた(店にもよるが)結構素早かったりするので、食後に書類等を広げたい場合なんかは有り難かったりする。混んでいてなかなか片付けてくれないような場合でも、その場に残していっちゃって構わないケースが多い。そのためか本当にそれで良いのかは知らないが、マクドナルドなどのファーストフードでも、放置していく人を結構見かける。

■パブ

普通の町中のパブは、6時以降は食事ができなくなるようである。たまにファミレスも兼ねているようなパブがあり、そういうところでは比較的遅い時間まで食事ができる。なお、かつてはパブの閉店時刻は法律で11時と決められていたのだが、私が滞在中にその法律が変わったらしい。近辺ではあまりドラスティックな変化がなかったのでよくわからないが。
まずテーブルを決める。飲み物だけなら決めなくても良いが、食べ物も頼む時はどの辺りに座るか(もしくは場合によってはテーブル番号を)伝える必要があるので、はじめに決めておくと楽である。
カウンターに行って飲み物を注文する。ビールの単位は1パイント(約500ml強)だが、ハーフパイントという注文もできる。もちろんソフトドリンクやお茶、もしくはワインやウイスキー等を頼んでも構わない。その後で、食事もしたいような場合には食べ物も注文する。カウンターで支払いを済ませた後に、前述の通りテーブルを伝え、自分は飲み物だけを持って席に戻っていればよい。料理ができたら店員さんが食べ物とカテラリーを持ってきてくれる。塩こしょうと、チップスにかけるモルト酢はテーブルにおいてあることが多いが、それ以外のケチャップ、マヨネーズ、マスタード、タルタルソースなどについては、テーブルになければ店内のどこかにまとめて置いてあるところがある。小包装になっているケースが多いので、好きなだけ持ってくれば良い。
料理については総論で述べたように大概塩気が足りない。現地人は食事が届いたら味見もせずに塩をふりかけていたりする。パブによっては山のようなチップスが添えてあったりするが、現地人も平気でごっそり残しているので、食べたいだけ食べたら残して構わない。食べ終わったら、支払いはもう済んでいるのでそのまま勝手に帰れば良いので気楽である。
価格等は地域やパブのランク等で変わって来るだろうが、サンドイッチで£3程度、バーガー類で£4〜5くらい*1、チリコンカンなどの暖かい料理で£5〜6程度で食べることができる。
日曜の昼の食事メニューが、Sunday Roastといって、ラム/ビーフ/ポーク/チキンなどをローストしたものにヨークシャーブディングと温野菜を添えたものだけになるパブも多いようだ。これは英国の伝統料理らしい。だいたい£7程度で食べられるように思う。

*1:パブやレストランのバーガーは、マクドナルドなどのファーストフードのものよりもかなり量があり、チップスやサラダ類も添えてあったりするのでしっかりとした食事にできる。

■Take Away

町中に固定店舗および移動店舗のTake away(米語take out)がある。移動店舗のものは場所によっては結構遅くまで営業しているので、コンサートが終わった後とか、23時とか24時とかにロンドンから戻ってきてオックスフォードでバス待ちをしているときに、小腹が空いているような場合には有り難い。
フィッシュアンドチップスが有名であるが、ケバブ屋の数もかなり多い。ケバブ屋といっても、そこでバーガーやチキンナゲットやピザ、フィッシュアンドチップス等も売っていたりする。ケバブ自体は、店によってはそこそこおいしいのだが、羊なので日本人にはその臭いを嫌う人も結構いるかもしれない。ケバブを頼むと、サラダをつけるか聞いてくれるので、つけるといえば、レタスを中心にそこそこ野菜をとることもできる。
ケバブにしろフィッシュアンドチップスにしろ、多くの場合大量のチップスを一緒に入れてくれるので、£3程度で相当満腹する。もちろん高カロリーで栄養はかなり偏っているから常食にするのは問題がありそうだが。チップスについても味付けを聞いてくれるが、基本は塩とビネガーである。
中華のテイクアウェイもちょっとした大きさの街には必ずと言っていいくらいあるのだが、ほとんど利用したことが無いので詳細は不明。