総論:価格
基本的に英国の外食は高い*1。
具体的には、パックして売られているサンドイッチで、安いもので£2、普通のもので£2.60。English breakfast*2だと£5〜6くらい。スープとパンだけですませるなら比較的安あがりにすむのだが、それでも町中では£3〜4くらいする。中レベルのレストランや食事のできるパブ……概ね定食屋程度のレベルのお店になるのだが、一皿が安いものでも£5超、ちょっとしたものを食べるとだいたい£7.50あたりの値段になる。まあ確かに量を考えると、値段の分程度には多目であるケースもあるのだが。
全体として、かなり甘く評価しても日本の1.5倍程度の価格に感じる。多くの場合は味などの品質を考慮に入れると£1を100円に換算した程度の価値しか認めたくないことが多い。
総論:味
その味であるが、各テーブルには通常、塩と胡椒がおいてある。これらが必須である。ほとんどの場合塩気が足りないのだ。塩気を足せばそれなりにおいしくなることも多いのだが、ここまで徹底して塩気が足りないのは、英国での給仕におけるポリシーであるのかもしれない*1。
塩のことを除いても、味に旨味やコクが足りないことが多い。英国で外食するなら中華かインドと言われてきたその中華ですら、コクが足りないことがままある*2。とにかくぼけた味のことが多い。ただし並び称されるもう一方のインド料理は別。これはほとんど外れがなかった。スーパーの出来合のものなんかでもかなりうまかったりする。
素材としては、野菜に関しては、素材的にはむしろ日本の水準よりは味がちゃんとあるように思う。その反面、おそらく通常の日本人にとって、お肉は固くて臭いだろう。さらにほとんどの場合熱を通し過ぎているので、さらに固くて難儀する。固いのが好きなのかと思いきや、煮物やパスタなどでは、異常に柔らかかったりする。あ、そうか、両方とも熱を通し過ぎているだけかも。
総論:サービス
最近になって結構かわってきているらしいのだが、昔から言われている程には悪くないように思う。次の項目で、店の種類ごとに店に入ってから出るまでを概説。