■パブ

普通の町中のパブは、6時以降は食事ができなくなるようである。たまにファミレスも兼ねているようなパブがあり、そういうところでは比較的遅い時間まで食事ができる。なお、かつてはパブの閉店時刻は法律で11時と決められていたのだが、私が滞在中にその法律が変わったらしい。近辺ではあまりドラスティックな変化がなかったのでよくわからないが。
まずテーブルを決める。飲み物だけなら決めなくても良いが、食べ物も頼む時はどの辺りに座るか(もしくは場合によってはテーブル番号を)伝える必要があるので、はじめに決めておくと楽である。
カウンターに行って飲み物を注文する。ビールの単位は1パイント(約500ml強)だが、ハーフパイントという注文もできる。もちろんソフトドリンクやお茶、もしくはワインやウイスキー等を頼んでも構わない。その後で、食事もしたいような場合には食べ物も注文する。カウンターで支払いを済ませた後に、前述の通りテーブルを伝え、自分は飲み物だけを持って席に戻っていればよい。料理ができたら店員さんが食べ物とカテラリーを持ってきてくれる。塩こしょうと、チップスにかけるモルト酢はテーブルにおいてあることが多いが、それ以外のケチャップ、マヨネーズ、マスタード、タルタルソースなどについては、テーブルになければ店内のどこかにまとめて置いてあるところがある。小包装になっているケースが多いので、好きなだけ持ってくれば良い。
料理については総論で述べたように大概塩気が足りない。現地人は食事が届いたら味見もせずに塩をふりかけていたりする。パブによっては山のようなチップスが添えてあったりするが、現地人も平気でごっそり残しているので、食べたいだけ食べたら残して構わない。食べ終わったら、支払いはもう済んでいるのでそのまま勝手に帰れば良いので気楽である。
価格等は地域やパブのランク等で変わって来るだろうが、サンドイッチで£3程度、バーガー類で£4〜5くらい*1、チリコンカンなどの暖かい料理で£5〜6程度で食べることができる。
日曜の昼の食事メニューが、Sunday Roastといって、ラム/ビーフ/ポーク/チキンなどをローストしたものにヨークシャーブディングと温野菜を添えたものだけになるパブも多いようだ。これは英国の伝統料理らしい。だいたい£7程度で食べられるように思う。

*1:パブやレストランのバーガーは、マクドナルドなどのファーストフードのものよりもかなり量があり、チップスやサラダ類も添えてあったりするのでしっかりとした食事にできる。