日本科学未来館に行く
実は再訪。前はアシモもMEGASTAR*1も観ず、それどころかGeo cosmos*2すら見ずに帰ったので、再訪することにしたのである。前回はちょうど正午頃に着いたところ、チケット制のイベントのチケットがほぼ全滅状態であったため、開館時刻の10時に到着するように家を出た。
着いてみれば、想定していたより長い行列がチケット売り場に出来ている。とまどいつつ15分(以上?)かけてチケットを購入。その後、さらに奥に進み、MEGASTAR-II cosmosのチケット予約を行っている方へ。見れば、なんと入場時をはるかに越える大行列。原因は何かと見てみれば、チケットベンダーが一台しかないではないか。朝一だけとはいえこんなに行列が出来ることがわかっていて、1台というのはどうか。『科学』『未来』館なんだからそのあたりちゃんと数学的に処理しようよ。40分(以上?)並ぶ。
■地下展
詳細は公式ページなどで。
個々の素材は興味深いし、くらがりに発泡スチロールというのは、全体的な展示方法としてはしゃれていて面白いのだが、暗いせいで字は読み辛いし、素人目にぱっと引きつける力が弱いものが多いので、よほどディープにじっくり見て回らないと、面白さを感じられない。
当日はあいにく(朝の行列のせいで)くたびれていたので、結構するっと流してしまったところが多かった。
後、暗闇に発泡スチロールって、どっちかというと南極展って感じ。
■実演説明
アシモの展示を待つ間に、ボランティアの方がやっていた導電性プラスティックの説明を観る。
説明員の方が、ポリはたくさんという意味だと話した後で、ミニポリバケツをひもでつなげたものを示して、「ポリ」バケツというのはこういう意味ではないのだ、という説明をしていたときに、背後から聞こえてきた一言。
じゃあポリスマンは?
たくさん謝っているのかよ。orz
いやまあ思わず噴いちゃってツレに叱られちゃったくらいに面白かったんだけどさ。
■MEGASTAR-II cosmos
さて、再訪の主目的であるプラネタリウムである。
私が観たのは「偶然の惑星」。地球という存在がどの程度「偶然」なのか、ということを示す内容なのだが、白黒の線画で描かれる動画は、はっきり言って地味。その演出として使われている『偶然のおんがく』と『偶然のえいぞう』も、そのように表現するとかっこいいけど、要はメロディラインがはっきりしない音の羅列である環境音楽と環境映像だから、プラネタリウムの暗闇とあいまって、誘眠効果抜群。朝にさんざん行列させた分ここで休ませてくれようってのか?大きなお世話だ。
何よりも不満なのは、せっかく『500万個の恒星数を投影する』世界トップクラスのプラネタリウムでありながら、星空の説明が一切ないこと。メッセージを伝えるのもいいけど、せっかくの機会なんだから、ちょっとでいいから、星空の説明しようよ。「今日の星空」を最初にちょっとだけやろうよ。陳腐だなんて思わずにさ(邪推)。
上映終了後に耳にした、小学生くらいの女の子が、寂しそうに ぽつり と漏らした台詞が心を打った。
星座のこととか もっと 知りたかったな
この言葉をもっと重く受け止めて欲しい。