タミフルとインフルエンザと異常行動

NATROMの日記 インフルエンザによる行動異常
インフルエンザで高熱が出た14歳男子が「夢の中で何かに追われ」自宅二階から飛び降りて骨折していたというニュースがあったらしい。それを受けて、

タミフル服用後に飛び降りたからタミフルの副作用だ!インフルエンザのせいではない。なぜなら、タミフルが処方される以前には飛び降りなどの行動異常はなかった」などと言っていた馬鹿は、上記報告をどう解釈するのだろう?「服用していない患者の飛び降り例はこれまであまり報告がない」というのは単に注目されていなかっただけの可能性がある。ウイルス感染症による行動異常については、タミフル以前から知られていたわけで。問題はタミフル使用群と非使用群に差があるかどうかである。

だよなあ。


どこで見たのかは忘れたが、タミフルを飲むと体が急速に楽になる一方で、熱による浮遊感が残ってたっていうような話を見かけた気がする。結果的にタミフルを飲んだ後のほうが、体が楽になった分その手の行動が問題になりやすいってのは仮定としてはありうると思うが、それでもそれってタミフルの問題というわけでもないように思う。高熱が続くことと解熱剤の副作用とのリスク比較の問題だよね。