猫つながり兼たばこつながり


猫猫先生2007-03-22 尾崎一雄の妻」より。強調引用者。

以下は、與謝野晶子の次男・光の妻道子が、天国の義母と交わした会話である。名は補った。

道子「・・・いまはタバコは百害あって一利なしといわれ、喫煙者がいじめられているようです」

晶子「おやおや。体によいということはないかもしれませんが、タバコは嗜好品として四〇〇年、五〇〇年も前から人間の生活にとけ込んでいるものなのですよ

道子「はい。しかしタバコが嫌いという方が嫌煙権を発動いたしております。・・・」

晶子「嫌煙権とはヒステリックですね。私は気分の上での効用はあると思うのですが」

道子「私もそう思います。それよりも麻薬をとりしまるべきだと思うのです」

(與謝野道子『姑の心、嫁の思い』PHP研究所、1988)

んむ、おっしゃるとおりでございます。

高々100年程度しか歴史を持たぬ『紙巻たばこ』を、ところかまわず*1吸うことだけやめていただければ、その手の嗜好に何も文句をつけたりはいたしませぬ。

*1:「渋谷駅周辺は昼間は常に人込みだからできない」程度のめちゃ混みの人ごみだけは辛うじて避ける程度の感覚で、とかね。