タミフルとリレンザ

最近またタミフルによる異常行動の報道が出ており、タミフルを危険視すると同時にどうしてリレンザを使わないんだというような論調を目にする。


ざっと調べてみると、タミフルリレンザは、最終的な作用機序的には同じ様なところに作用するようであるようだが、タミフルは消化管を経由するのに対し、リレンザは粉薬を吸引し、インフルエンザの主な活動場所である喉の粘膜から直接吸収させるとか。逆に消化管からはほとんど吸収されない*1とのこと。そのあたりがタミフルのような副作用が無いという根拠なのだろうか。


ただ、リレンザタミフル(年間800万!とか)よりも服用数がかなり少ないようである。副作用情報が無いというのはそのあたりの事例の数の違いにもよるのか、機構面から説明つくところなのか。