英国版ギャル文字?蔓延中

Internet Journeyより。「11/2 公的試験の解答で、テキスト文字などの簡略表現使用が可能に」(太字引用者):

英語の「you」を「u」などと書くテキスト文字は、携帯電話のテキスト・メッセージと共に英国の若者の間で広く普及し、こういったカジュアルな簡略表現が公的試験の解答の中でも見られるようになったことを問題視する声が挙がっている。しかし、このような中、公的資格試験の運営団体が条件付きでこういったテキスト文字を試験の解答に使用するのを認める旨を発表したことが伝えられた。

大切なのは文学への理解度とし、書き言葉の正しさそのものだけを評価するような採点は行なわないよう勧告。ただ、受験者にも、解答の中で文末のピリオドを忘れたり、大文字にすべきところをしなかったり、簡略表現を用いたりする傾向が強すぎる場合は減点の可能性もあると警告したという。

しかしながらこのような動きに対して、英語による分かりやすいコミュニケーション促進を目指す団体「the Plain English Campaign」では、テキスト文字の認可は学生の正しい英語表現能力を侵害するだけでなく、採点者が解答を理解できない恐れもあると指摘。また、このような傾向がさらに続いた場合には、標準的英語の正しい使い方や文法が乱れる可能性もあるとの懸念の声も聞かれている。

うーん、微妙。試験で「慶応元年」と書くべきところを「[广K][广O]元年」と書くようなものだろう。確かに綴りの(漢字の)テストではないんだから、というのはあるが、…。その一方で、科挙の厳しい答案作製術みたいなのもどうかと思うしな。


いずれにせよ、'stickler'さんたちにはたまらなく嫌なニュースであろう。

Eats, Shoots & Leaves: The Zero Tolerance Approach to Punctuation

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