極私的漫画ベスト
8/5にも書いたが、「現代の聖書!世界遺産マンガベスト100」の影響で、自分の「生き方、ものの考え方、趣味に影響を与えた漫画」を挙げはじめてみたのだが、はっきり言って切りがない。特に、もともと人のリストを元に始めてしまうと、あまり思い入れのない作品のコレがあるのならコレも同じレベルでとか、たしかに漫画史的観点からは重要だと思えるからとか、どんどん発散していってしまう。そこで、思い切って私の個人史における位置だけでばっさりとやってみる。
■ものの見方に大きく影響を与えた作品
■思いっ切り執着したり布教しかねなかった時期のある作品・作家
- 鴨川つばめ「マカロニほうれん荘」*4
- 萩尾望都「百億の昼と千億の夜」(原作:光瀬龍)(「ポーの一族」*5「スターレッド」*6 )
- 御厨さと美「火の鳥2772」*7(「裂けた旅券」*8 )
- 高橋留美子「めぞん一刻」*9(その他るーみっくワールド諸作品)
- 高野文子「絶対安全剃刀」*10
- 須藤真澄「アクアリウム」*11
- 大野安之「SCENE」「ゆめのかよいじ」「精霊伝説ヒューディー」(1・2巻)
■かなり思い入れていた時期のある作品・作家
- 篠有紀子「フレッシュグリ−ンの季節」*12
- 諸星大二郎「妖怪ハンター」「暗黒神話」*13「孔子暗黒伝」*14「マッドメン」
- 森脇真末味「緑茶夢(グリーンティドリーム)」「おんなのこ物語」「ささやかな疑問符」等
- 岩明均「寄生獣」
- 内田美奈子「百万人の数学変格活用」「BOOM TOWN」
- 入江紀子(色々。過去形)
- 西村しのぶ「サードガール」「美久・舞子」
- 大前田りん「がけっぷちカフェ」
- 皇なつき(入手可能な限り)
- 山本貴嗣(入手可能な限り)
- 道原かつみ(入手可能な限り)
- 次点
さすがに最後の項は、ドはまりしたのに忘れているものもあるし、どこまで挙げようかかなり迷ってしまうレベルなので(今だって消してはかいてを繰り返している)、やる度にリストが変わるだろうが、とりあえず以上にしておく。
面白いのは、名作や影響を受けた作品を考えている時には上がっていた「手塚」「藤子」(と「石森」の一部)が、「執着」という観点では全く出てこないことである。感銘や感動や衝撃を受けていなかったということはありえない。私にとって、彼らはあくまでも「基準点」であったのかもしれないなあ。
*1:週刊少年チャンピオン1977年34号〜1978年2号
*3:週刊少年ジャンプ1973年25号〜1974年9号,1974年21号〜29号
*4:週刊少年チャンピオン1977年21号〜1979年42号
*5:別冊少女コミック1972年3月号〜1976年6月号(断続), 週刊少女コミック1975年37号
*7:マンガ少年1980年2月号〜4月号
*8:ビッグコミックオリジナル1980年〜1983年?
*9:ビッグコミックスピリッツ1980年10月号(創刊号)〜1986年15号/1986年17号〜1986年41号(隔週・奇数号のみ掲載)/1987年3・4合併号〜19号,番外編:1983年8月20日増刊号
*10:単行本:1982年
*11:富士美出版「コミックジャスティス」→新声社「コミックゲーメスト」1992年〜1994年
*12:LALA1978年〜1979年