オール・ザット・ジャズ

「シカゴ」も面白かったことを受け、2500円と安くなっていた機会に購入。ボブ・フォッシーが監督した「自伝的」とされる作品。


第一印象は、ミュージカルシーンが思ったよりも少ない、というもの。というかそれに尽きる。なんだか思ったのと違うと言う感じで、いくつかのダンスシーンには面白さを覚えたが、それに関わらず、全体としては、今一つ面白く感じられなかった。


夢のシーンをダンスにしてとつなぐとか、手法的にも面白い点はあることはある。しかし、全体になんか癇に障るものがあるのだなあ。言われているようにボブ・フォッシーの自伝的作品というのが正しいならば、ボブ・フォッシーの自己弁護というか死ぬ前の懺悔というか、そのような作品にしか思えなかった。


安くなっていたものを買ったから、まあいいか、と思えたが、定価だったらちょっと売りたくなったかも。