「ガリレオ」というドラマを観た(ネタばれ)

偶々テレビをつけたら標記ドラマが始まった。ウェブ界隈でちょっとよさげな評判を聞いていたので、観てみることにした。


今回は、第四話とのこと。一見心臓麻痺だが、不自然な点は左胸の皮膚のあざ(壊死)のみ、というもののトリックを解く話。いくつかの類似の死亡事故(事件)が存在し、何れも水中にいる際の心臓麻痺であると明かされる。真矢みき扮する鑑定医の言葉として、やけどで言えば一度、表皮だけが壊死しているとの台詞を吐かせている。


結論で言えば、トリックは、指向性の超音波により水中にいる被害者の心臓を射ることで心臓麻痺を起こさせたというもの。香取慎吾演じる犯人が、暗殺用の携帯型兵器として開発し、軍事産業の研究者にスカウトされるべくデモンストレーションをしていたというストーリー。


それっておかしくね?


がん治療に使う超音波は、焦点をコントロールすることで、表皮を傷つけずに内部を壊死させることが出来るのが売り。完全犯罪を目指す暗殺兵器ということであれば、その機能の携帯化であるべきだろう。ならば、なんで表皮が壊死する必然性がある?


また、表皮だけが壊死ってのもおかしくね?ビーム状に超音波が伝わったのであれば、表皮だけではなく、そこから心臓をつなぐ組織まで、棒状に影響が観察されてしかるべきではなかろうか。


ウェブでちょこっと調べてみたことによると、ドラマはずいぶんと原作を改変しているようだ*1。文句を言うより原作を読んでみるべきかね。



余談ながら犯人役の、香取慎吾。超賢い物理学者(or物理学徒)という設定らしいのだが、とてもそうは見えないのが哀しいw。*2

*1:相変わらずこの冒涜者どもめ。

*2:香取慎吾は結構好きなんだがね。キャスティングする人も少しは考えればいいのに。ちなみに、TVドラマ版「リング」の時の長瀬智也は、あんなにおばか(褒め言葉w)なのに賢く見えたぞ。