『トランスフォーマー』★★★☆☆
なるほど。これはすばらしい。*1
オスプレイが着陸し、A10が30mmをぶっぱなし、ラプターが舞う。軍オタならずとも「男の子」属性を持ち合わせている人間ならば、わくわくするであろうシーンの連続である。あ、そうそう。ロボットも変形するし。それらを思いっきり大画面で観れるというだけでも、劇場で観る価値がありまくりである。
ストーリー?んなもの知るか。
……といいつつ、気になった点が三つある。
一つには、この映画には主人公が二人いるように思える点だ。軍の主人公とcivilianの主人公である。視点が分散してしまうリスクまで犯して、なんで主人公を二人も置く必要があるんだろう。
ちなみに、軍の主人公の兵科は、当然のように歩兵である。歩兵が勇気を持てば最終的にはなんでもできちゃうのである。なんか殆ど歩兵信仰のようにも思える*2。
二つ目は、出自がアニメのアメリカ映画であることを考えれば、ことさら言上げするようなことでもないかとも思うが、あまりにも自明として扱われる「正義」である。speciesどころかkingdomをもはるかに超えたところで共有可能であるとする正義感。ちょっと怖いわ。