『戦国の城』小和田哲男

あまり派手でもないゆえに脚光があたることが少ない戦国期(まで)の城に焦点を当て、その配置・設計の思想や具体的な普請・作事について、イラストもふんだんに交えてまとめた本。

こう書けば面白そうだし、実際書店でも面白いと思って手に取ったし、読んでもそこそこは面白かったのだが…


この小和田哲男という方の本を読むと、いつもなんだか、釈然としないものが残る。なんだか、そうは言っているけど本当?という方向性の感想が浮かぶケースが多く、変な不満がたまるのだ。理由はわからん。長篠の戦の三千挺だとか、その手の記述が混ざるから、他にも眉に唾をつけたくなっちゃうのだろうか?

戦国の城 (学研新書)

戦国の城 (学研新書)