日本のブログの特徴


愛・蔵太さん経由、「日本のブロゴスフィアが他国と比べ異常な件:Birth of Blues」経由で、エデルマン・ジャパン「Global Blogosphereへの企業ガイド A Corporate Guide to the Global Blogosphere」(PDF)。

エデルマンでは、世界のBlogosphereブログ界)に焦点を絞り、アジア・欧米の主要10ヶ国におけるBlogosphereの状況をまとめた調査白書を発表しました。本白書では、企業が国内もしくはグローバルでBlogosphereに参加する際のガイドとして、ブログの利用状況・閲覧頻度、主流メディアへの影響度、政治的活動への相関関係などが各国別にまとめられています。


Birth of Bluesさんの記事と、PDFの流し読みの中から興味深い点を「覚え書き」:

  • ブログを書く理由を「自分の専門分野での知名度を上げる」とした者、英語圏33.9%に対し日本4.7%
  • 日本では70%がブログを書く理由を「自分の意見・考えの記録」と回答
  • 日本のブログ閲覧数は異常に多い(アジア(中国・韓国)全般に高め)
  • 言語別ブログ投稿数、英語の39%に次いで日本語が33%で、非常に多い。*1 *2
  • 日本での、ブログ閲覧をきっかけに何か政治的行動を起こしたことのある割合(他の人に電話する、話す、メールを送るというのも含まれる)は低い*3


確かに異常に多くがブログを読み書き、異常に少ない頻度でリアルな行動に移す、というのは特異かもしれない。もっとも他国と「政治的行動」の定義や意味が違う気もするが。とはいえ、元々ただの「覚え書き」率が高い以上、ある意味妥当な部分もあるのかな。


個人的には第一項が、英語圏との実名使用率との差の理由かなと面白い。匿名性を高めてちゃ、「知名度」には貢献しないからな。


後は日本のブログ数。英語ブログと数が匹敵するってほんと?読者の対象とする人口に対する比で考えると、ちょっと無茶苦茶な人口比になりそうなんだが、なんか間違ってないか?

*1:以下中国(10%)、スペイン語(3%)、イタリア語(2%)、ポルトガル語(2%)、フランス語(2%)、ロシア語(2%)、ドイツ語(1%)、ペルシア語(1%)、その他(5%)

*2:Birth of Bluesさんが言及しているが、ここにはなぜか韓国語は入ってこない

*3:ベルギーの43%が異常に高く、以下アメリカ(28%)、イギリス(28%)、ポーランド(28%)、中国(28%)、フランス(27%)が次点グループ。韓国(19%)、日本(18%)、イタリア(18%)、ドイツ(15%)は低めのグループ