住宅メーカー「差別発言」事件:訴状

乗りかかった船なので、ちょっとフォロー。
愛・蔵太の少し調べて書く日記2006-08-16付け記事「積水ハウスの事件に関する訴状が公開されたわけですが」経由で、訴状が公開されたと言う話を知る。リンク先で訴状をみると、どうも新聞報道にあったものとは話が違う。


先ず第一に、これは私の勘違いだが、マンションオーナーというのを、一室の所有者だと思い込んでいた。訴状の表現では「店舗付マンション」所有者とのこと。建物の場合は、よっぽど規模が小さくない限り、2〜3万よりはするように思う。*1

実際の作業については3名が「現場に出動し、高圧洗浄車を緊急手配したうえで、マンホール内の汚物(約10袋分)を除去し、配水管内を高圧洗浄した」とのこと。ざっと調べた限りだと、高圧洗浄+αで25万ってのも安いとは言えない気もするが(もちろん戸数にもよるので、この訴状からでもまだ判断しかねる部分がある)、ネットでの価格の場合、バーゲン価格の可能性もあるし、そうでなくても最低額の表示だったりするし、緊急だったりそれを手配したりって文面から考えると、まあそんなもんかも。

この訴状の文面からは、居住者のクレームを受けて、大家さんが金額云々よりも至急性を強調して依頼した結果って感じの印象も受ける。だとするとまた話がちょっと違って来る。


その後の処置については、「排水が詰まった原因を調べるために、ファイバースコープ等を使用した詳細な調査を伴った再発防止のための排水施設改修工事計画書及び同工事の見積書も作成した」とのこと。これが50〜100万円なのだろうね。ネズミの話は出てこない(笑)。
で、訴状では、その話にいく前に差別発言を2時間繰り返したようになっている。オーナーの言い訳では、逆にその工事が要らんと言っても受け付けなかったとなっている。


個人的にはこの件については差別問題は関心ないので以上。まだ今ひとつ詳しいところがわからん。

*1:てゆーか2、3万と思い込んでいたって記述が、一室オーナーと思い込む出発点だった気がする。