ルーブル美術館展 ― 古代ギリシア芸術・神々の遺産 ―

これは12日(土)ではなく、非常に暑かった某日の日記である。


ルーブル美術館展に行く。
11時に上野着。東京藝術大学に到着してみれば、混雑防止のための入場制限のため50分待ちとの看板と、長蛇の列。覚悟をして並ぶも、50分は待たずに入れる。列が木陰なのでまだ助かった。

ルーブルというと、サモトラケのニケミロのビーナスなどの彫刻と、モナリザ、ナポレオンの戴冠などの絵画の両方を思い浮かべるが、今回の展示は古代ギリシアの彫刻限定*1


実は入場するまで、まるっきりそうとは知らなかった。そういうのは我々だけでもなかったようで、相方は親子連れの、

「彫刻だけ?」「待ってなさい、きっとそろそろ絵よ」

みたいな会話を聞いたらしい。絵はないんだって。そう知ったときのその親子連れの顔を見たかった(悪趣味)。


彫刻や焼物はさほど関心がない*2ので、正直に言えば、少々がっかりはした。

とはいえ、一応動き回りながらチラ見で回れるという、国宝展などよりははるかにましな混雑具合であったことから*3、それでもそこそこ楽しめた。

正直な感想で言えば、まあ古代ギリシアが好きな人ならいってもいいかも、ってところかなあ。
私には科博の南極展のほうが面白かったかもなあ。



ちなみに日テレのサイトによると、

昨年、アングルの《トルコ風呂》《泉》など19世紀フランス絵画の至宝を集めた「ルーヴル美術館展」は、横浜・京都で合わせて105万人の皆様にご覧頂き、大きな反響を巻き起こしました。

これって、
http://d.hatena.ne.jp/mobanama/20051016#p1
の、われわれが見損ねた絵が東京に来てたってやつか?

*1:6分強の立体映像の動画の映写があったのだが、そこにあった説明によれば、ちょうど今古代ギリシャの展示室の改修中であるらしい。

*2:サモトラケのニケミロのビーナス、エロスとプシュケーなどの、そんな私の関心をも掻き立てるクラスのものは、一応見てきたし。

*3:夏休みとはいえ平日の午前ということで。