住宅メーカー「差別発言」事件:続報

なんだか新聞情報ではなかなか見かけなかったこの件だが、東京新聞に以下のような記事がでていたそうな。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20060807/mng_____tokuho__000.shtml

訴状などによると、昨年二月、徐さんはマンションの排水管詰まりの緊急工事報告書と今後の改修工事の見積書を持ってマンションオーナーの被告男性方を訪問。ハングル文字と漢字、カタカナの読みがなが入った名刺を見た被告男性は「積水ハウスという看板とこの名前を一緒に載せるとはけんかを売っているのか」「ようこれで商売するな」などと約二時間、差別的発言を続けたとしている。

 これに対し、被告男性は「差別意識に基づいて言ったことではない」と反論する。

 男性によると、「二、三万円の工事と思っていたら、最初二十五万円を請求されたネズミが一階の空き店舗の床下から石を運んでいて、一、二カ月後にはまた詰まるので、五十万−百万円の改修工事が必要と説明された。金額が法外だと思ったし、説明にも非常な疑念を持った」という。

 名刺については「読みがなが小さくて見えず、『じょさん』とお呼びしたら、『違う』と言われて何を言っているのか分からなかった。そこから(表記を)どれか一つにしてほしいと言った。改修工事も断ると言っても聞いてもらえなかった」という。提訴を「人権で圧力をかけて自分の言う通りにさせる商売のやり方」と批判。両者の主張は全面的に食い違っている。

なんじゃそりゃ。
前回の感想で、邪推とは思っていないとしていた「リフォーム詐欺まがいのことを最大手の会社がやっていた可能性があり、しかも、そのトラブルを会社ぐるみで「差別」という「別件」で潰しにかかった」の部分、間違っていないんではないかという感じがひしひしと。「差別」という刺激的な言葉で覆い隠そうとしているが、こっちのほうがよっぽど問題ではあるまいか。法的にはどうかは知らんが。