Oxford「Christmas Concerto by Candlelight」

前から目を付けていたコンサートではあったのだが、因縁のCity of Oxford Orchestraであったのでついつい躊躇っていた物であった。昨日になってロンドンに行く前にPlay Houseで予約を取ろうとしたのだが、直前過ぎてできなかった。なので当日直接、会場のExeter College Chapelに行ってみた。16時。

大学の窓口で聞くと、17時からのコンサートなのだが、まだ早いから10分前になったらおいでといわれる。普通一時間前とかには当日券販売しているよね。10分前ってちょっと直前過ぎやしないかなあ。でも仕方が無いと門を出たところで、荷物を抱えた女の人に手伝ってと声をかけられた。どうやらコンサートの関係者らしい。コンサートにくるの?と聞かれたが、行きたいがまだチケットを買ってない旨を伝えると、まだチケットはあるとの返事。喜んで荷物を持って後についていく。

会場に着くと、荷物を見張っててねといわれたまま、彼女はろうそくのセッティング等で飛び回る。そうこうするうちに観客も到着し始める。ようやく戻ってきた彼女が、チケットホルダーをこなしつつ、キャンセルのものらしいチケットを見せてくれる。この席はいいわよというのだが、座席の配置がよくわからない。一人£20と少し高めだが、まあ良かろうと購入。

たどり着いた席は、チャペルの祭壇の上、演奏者たちの背後の席。演奏者には至近で良いのだが、ハープシコードの鍵盤が入り口側に向けられていたし、他の弦楽器奏者も基本的には入口側を向いて演奏するため、こちらからはよく見えなかったのは残念。チケットを座席表と照らし合わせてじっくり選べたら、むしろもうちょっと安めで正面側の席が良かったかもしれない一方、そっちは木の長椅子に何人もが腰掛けている状態だったが、我々の席は椅子が一個一個並べられていたので、その意味では快適だった。

演奏が始まったところで電気が消され、ろうそくだけに。電気照明が無い頃の雰囲気を彷彿とさせる。曲目は以下。パイプオルガンはハープシコード奏者と同じ人が移動して演奏。

Handel Concerto Grosso
Pachelbel Canon
Corelli Christmas Concerto
INTERVAL
Bach In Dulci Jubilo
Manfredini Christmas Concerto
Bach Air on the G String
Vivaldi 'Winter'

これまであまりいい印象を持っていなかったCity of Oxford Orchestraだったのだが、さすがに今回はソリスト中心の小編成なので、悪くなかったらしい。

パンフレットには指揮はバイオリンの人とあり、通常指揮する人が一般に向かっていろいろ話をするのだが、今回はハープシコードの人が進行役。一曲ごとに解説を入れてくれていた。