英国の地名と日本の地名
2007-02-27の「猫を償うに猫をもってせよ 日本の地名」の続き。
イングランド内戦の話を読んでいた時の事。Edgehillの戦いというのを読みながら、そうか、「猫」氏の言っていたのは、こういう細かな地名の話なのか?と思い至り、内心恥じ入った。
早速ググって検証してみた。
Google Mapで"Edgehill, uk"と入れてみる。や、8つも出て来るではないか。戦いの後でOxfordに退去したという一文があったのを思い出して地名をよく見てみたが、Oxfordshireの郵便番号(OX)になっているものだけでも二個ある。Swindon*1にあるのも郵便番号がOXのものと同程度にOxfordに近い。結局英語版WikipediaでWarwickshire*2のものであると確認しなければ同定できなかった。
ならばと思い、今度はMarston Moorの戦いについて調べてみた。Google Mapで"Marston Moor, uk"と入れてみる。二個出て来るが、どれもYorkの側に来ない。これも結局英語版Wikipediaをみると、
Location near Long Marston, 7 miles west of York
となっており、Marston Moorという地名というわけではなかったらしい。かといってMarstonで検索しても9つも出てくるのにLong Marston(これも3つ出て来る)は出てこない。
結局英国と言えど*3予備知識などがなければなかなか同定できたものではない事が分かった。
じゃあ日本ではどうかと、馴染みがなさそうな古い戦闘にまつわる地名というところで、たまたまふと頭に浮かんだ*4「四条畷」とGoogle Mapに入れてみた。あれ。簡単に同定できた。もっともこれも上記リンクのWikipediaによると、下記に引用したように、異説はあるらしい。
また、四條縄手という地名や、味方であった水走氏が東大阪市五条町に館があったことなどから、大阪府東大阪市の四条(縄手)付近で戦いがあったという説もある。
あと他の地名についてもいくつか検索をかけてみたが、日本でも結構駅名やローカルな地名で保存されているケースもあるから、ネットの検索で良いのなら、意外と絞り込む事くらいはできそうな気がした。
結論としては、いくら英国でも「猫」氏の要求は無茶ではないのかなあというものに戻ったのであった。