浜岡原発

読売新聞の「浜岡原発3号機、放射性物質含む水が海に漏えい」というタイトルの記事によると、

中部電力は25日、浜岡原発3号機(静岡県御前崎市)で、タービン建屋から放射性物質トリチウムを含む水が海に漏えいしたと発表した。

 漏れた水の量は約7トンだが、放射能の量は原子炉施設保安規定で定める年間放出管理目標値の約600万分の1と微量で、自然や人体などへの影響は無いという。
(略)
(2006年9月26日0時27分 読売新聞)

とあった。7トンったって濃度によるし、「年間放出管理目標値の約600万分の1と微量で」*1と書かれても、とりあえず具体的な数値が知りたいではないか。どの程度具体的なプレスリリースを、新聞がどうまるめて伝えているのかにも興味があるし。


そう思い、発表元の中部電力のサイトを訪れてみた。2006/09/26 08:00現在、「重要なお知らせ」のみならず、プレスリリースのページにも、具体的なデータはおろか、そもそも関連する記述が一切ない。何を考えているんだ?

*1:実際問題として、電力会社の「目標値」は、「規制値」に対して大きなマージン(一桁とか)をとってあるので、さらにその600万分の一、すなわち一日量で換算しても4乗オーダーで低い値であるのならば、言う通り「微量」(=問題ないと考えられる量)なのはそうだろうとは思うが。