JTには人がいないのか

JTはご大層な研究所まで持っていながら、役員にろくなご進講もできないバカばっかりなのか、それとも役員には口出しもできない腰抜けの御用学者ばかりなのか。


痛いニュース経由、産經新聞の記事:

JTの志水雅一執行役員は「過去50年間に喫煙率が減少する中、肺がんは10〜15倍に増えた」と病気との因果関係に疑問を示したうえで、「世界保健機関(WHO)が示す健康への影響は、喫煙が4.1%でアルコールは4.0%。なぜ、たばこだけを狙い撃ちにするのか」と反発する。

この志水雅一って人、前もそんなこと言っていなかったか?初犯ならともかく、再犯だよ。だれかそのときにきちんと教えてやらなかったのかよ。自己批判能力をかけらも感じさせない愚行を繰り返させることは、JTにとってむしろ信頼性を失わせる、マイナスの行為だってことに、どうして誰も気づかない。


煙草会社の人間のくせに、年齢調整を行った肺がん死亡のカーブは喫煙と30年遅れで類似の形を示すということくらい知らんのか。日本の喫煙率の推移を見れば、ようやくそろそろ肺がんで下り傾向が出る頃合いだろう。何をバカなことを言っているんだか。そもそもこの言い方からすると、キチンと年齢調整した死亡率ってものを理解してるかも疑問。


とりあえず二個目の論点についてはペンディング。私が見た統計では、先進国では圧倒的に喫煙リスクが高かったと記憶しているんだが。