読売新聞「チェルノブイリ事故20年、放射線なお許容の90倍」
90倍っていったい何のことだと思って本文を読んでみたら…
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060307it06.htm
原発から4キロ・メートルの廃村の幼稚園前で10マイクロ・シーベルト*1を記録。1年暮らすと一般人の被曝(ひばく)許容量の90倍近い放射線を浴びる計算になる値だ。もちろん短時間なら問題ないが、線量計を見ていると不安になる。
あほか。
たまたま測定した地点の線量なんじゃないのか?こんなものをを見出しに取り上げて何の意味がある?これより近ければ(もしくはホットスポットのところに行けば)もっと高いし、離れればもっと低いわけだろ。無意味という以前に、まるっきり理解の欠如をあらわしてる見出しだな。
「科学部 佐藤俊彰」との署名記事だが、見出しにもこの記者の文責があるんだろうか。それとも「放射線なお許容量の90倍の地点も」とかの見出しをつけて日本に送ったところ、デスクが削って意味不明になったとかか?
いずれにせよ「『科学』部」の記事なんだから、もうちょっとまともな見出しを付けられないのか?