電脳環境再編計画と実際
iBookが12インチから14インチに変わって以降、どうも重くて持ち歩きにくくなってしまった。また、そういう理由から家においている期間が増えたことで相方がiBookを使用する機会が増え、その結果相方も2400の非力さ（今更感一杯だが）を痛感するようになった。そこで、日本に居る間にコンピュータ環境の再編を計画した。
目標として（１）改めて私がコンピュータを気軽に持ち歩けるようにすること、（２）相方の環境を改善すること、の二点を挙げた。これを一挙に解決するには、新しい軽いlaptopを一台導入し、それを私の持ち歩き用とし、iBookを家での半据え置き機扱いにすれば良い。
候補として選んだのは以下の二台であった。
ところがいずれも一長一短がある。
前者は何よりも小さい。かつてSS1000を使用していた元リブラーとしては心引かれる物がある。また、オフィス（ただしPowerPointなし）付きで18万程度で購入が可能と、比較的安価に入手可能である。そして小さい割には目一杯機能が詰め込まれていて（HDD 60GB、液晶の精細さ、外部バスの充実など）、その辺りの機能的な不安はない。しかし、フットプリントの小ささに伴う画面の小ささ（文字の細かさ）において不安がある*1。それ以外にも、キーボードの出来の悪さ、爆熱問題、天板の形状がフラットなため液晶保護能力が低いらしいこと等、気になる点もある。実際の購入価格としては、メモリが256しかないのでメモリを追加購入したり、PowerPointについても追加等々していると、結局20万を上回る金額となる。それで買ってみて結局使えないマシンだったということになったりすると、どうにもやりきれない。
一方W4については、光学デバイス付きにも関わらず軽くて電池が保って耐久性に定評があると、機能面では文句なしである。今年秋発表の新型でHDDも60Gに増えてその辺りの見劣り感もなくなった。しかし、高い。基本的には既にOfficeなしモデルしか流通しておらず、それで24万程度。オフィスを買ったり等やっているとあっという間に30万に届く勢いである。これはちーとばかり高すぎる。
悩んだあげくに、決断を下した。（２）については諦めて、（１）に目標を絞る。
具体的には、（ａ）Win機の導入を諦める代わりにiBookに投資して使い勝手をあげる、（ｂ）鞄の方を買い替えて持ち歩きの快適さを改善する、という方向での解決を試みた。
（ａ）については、最近iBookで使いづらいと思っていたこと、およびサブ機の導入を断念するにあたっての不安を、以下の3点に分解した上で解決を目指した。
- （ａ）-1 クラシック環境のワードの不調およびクラシック環境のオフィス全般についてX環境からプリントアウトが不可なこと
- X用のオフィスを購入することで問題を一挙解決。約5万円
- （ａ）-2 動作が今ひとつスムーズでないこと
- 内蔵256Mというメモリの問題が大きいと考え、メモリを購入し、256→768Mに。約1万円
- （ａ）-3 ハードディスク容量が切迫してきていること*2
- 外付けのハードディスクとして、250GBのHDDを購入し、バックアップ体制を確立してメインマシン一台体制の不安を解消するとともに、画像／音楽等をそちらに退避させる。約2万5千円。
次いで（ｂ）については、新宿ビックカメラのキャリアコーナーにあったリュックタイプのバッグを購入。赤札で7000円程度。適当に選んだ割には、これまでTUMIで運んでいたときには7kg程度で辛く感じていた物が、10kg程になっても比較的余裕に感じられるようになった。これで持ち歩きについての問題は解決である。
iBook本体への投資効果については、まずX用オフィスの導入に関して、見た目が嫌いなことと操作性が変わってしまったこと以外*3は、概ね良好である。
メモリに関しては、思った程劇的に早くなったりとかの変化はない。とはいえ、変に立ち止まったり*4することは無くなった（or少なくなった）ように思うので、きっと効果は出ているのだろう。
ハードディスクについては、これまで電源なしで使用するハードディスクに慣れていた為、電源をとるのが面倒で使っていない(^^;。早くバックアップをとっていろいろと再編成すべきであるのはわかっているのだが。
ま、（２）については帰国後落ち着いたところでiMacを買うのが正解かな。
