The Phantom of the Opera (2004)

邦題「オペラ座の怪人」(2004)。

例によってレンタルDVDで。観劇で感激したのでQueueを大幅にすっ飛ばして優先順位を上げて借りてみた。

主人公クリスティーヌ役のエミー・ロッサムEmmy Rossumは良かった。美人だから怪人と子爵で取り合うのも(劇場版より)理解しやすい。が、怪人と子爵は劇の方が良かったなあ。特に劇場版の怪人は素晴らしかったし。なんだか怪人の冷酷さ繊細さもろさのような物がひしひしと伝わってきたもの。そっちを先に見たから刷り込まれたのかもしれないが、映画の怪人は、声容貌態度などなどロンドン公演の怪人よりも野趣にあふれている気がした。

そんなわけで、劇程の感動は得られなかったが、英語とはいえ字幕付きで観て、ようやく筋の繋がったところがいくつか。「音楽の天使」云々のくだりなど、まるっきり理解していなかった事が分かったし。有意義であった。

個人的には下手にDVDで「予習」せずに劇→DVDだったおかげで、感動という点では良かったように思う。というか逆なら多分劇場に足を運ばなかったな。