図書館を利用してみる

町の中心の、バス停からも至近の所に図書館があるのは当初から知っていたのだが、どうも敷居が高くて利用していなかった。

本日たまたま町の中心でバスを降りたのを機に、突撃してみることにした。

入った所にあるカウンターの中の人に、利用したいんだけどどうしたらいい?と聞くと、住所が証明できる物とIDがいるという。

「住所が証明できる物」についてはこんなこともあろうかといつも公共料金の請求書の紙を持ち歩いている。IDとしてはクレジットカードでも良いとのことなので、Lloydsのカードを出す。

ところで、こちらにきた当初、サインを求められた時にパスポートのsignatureを、と言われることが多かった。私のパスポートのサインは漢字だったので、漢字のサインを書くことが多かった。そんな関係でLloydsのカードも漢字のsignatureだったのだ。

そのカードを提示した時、司書さんは見慣れぬ文字を見てびっくり。カウンター内の外の人に示して「あなた読める?」って感じで笑い合ってた。まあ少々カンに障らぬでもないが、私も同様のシチュエーションでヒエログリフとかが書かれていたら受けてしまうことであろう。ここは素直に受けたと喜んでおく。

さて、申請用紙をもらう。氏名住所性別称号を書き、ethnicという項目に数字を書き入れる。Chinese, Indiaなどと並んでいるところを見ると、大英帝国内のどの地域にルーツをもつかという分類だろうか。日本人は大英帝国に組み込まれたことはないから「その他」である。

そしてsignature。さっき「受けて」たので、アルファベットでサインしよか?と聞いたら、アルファベットのサインの入ったIDはある?と聞き返されてしまった。……ない。という訳で素直に漢字でサイン。

あとはバーコドの入ったカードをパウチして終了である。

カードを渡しながら口頭でざっと説明。半ば以上は耳を通り抜けただけだが、とりあえず20冊まで3週間借りることができるそうだ。20冊とは豪気だね。

本以外にも、video, DVD, CD, audio bookなどを借りることができるらしいが、こちらは£0.75〜3/wk(audio bookは3wk)の料金がかかる。さらにPlayStation2のソフトもあり、こちらはランキング外は£2/wk、ランキング内のソフトは£3/wk。まあちょっとしたレンタルビデオ屋さんだと思えばちょうど良い感じである。

以上、英国Oxfordshireにおける図書館利用開始の一部始終をお送り致しました。