ロンドン二泊小旅行三日目/ハロッズ

さて、今朝は昨日外から拝んだハロッズに行くことにした。

残念なのは、イギリスではクリスマス後にバーゲンがあると言われて楽しみにしていたのだが、ハロッズのバーゲンは1月3日からだった。それでもさすがにクリスマス後のオープン初日とあって、人が多い。日本語も時々聞こえて来るくらいに(笑)。

ガイドブックを見ると、ハロッズのトイレについては有料と書いてある。それで、朝ハロッズに入る前にハーヴェイニコルズに寄ってトイレをすませてきたのだが、そういつまでも我慢できるものではない。諦めてトイレに行ってみることにした。

トイレに入ると、人が立っている。この人にチップを渡すのかな?と思って観察しながら用を足していたのだが、どうも他の人がお金を払っている雰囲気ではない。思い切って尋ねてみると、不要とのこと。あれー?変わったのかなあ?

相方のトイレを待つ間見ていても、他の国々の人も皆トイレに入る前にお金を探してごそごそやっていたりするから、特に日本のガイドブックだけに伝わった伝説ってわけでもなさそうだ。この時期だけだったのか永続的なのかは知らないが。

上の階の食堂を覗くと、15時からアフタヌーンティをやるらしい。予約ができるとのことなので予約してみる。16時からと言われた。禁煙喫煙を選べるようであったので当然禁煙を。それまでどうしようかと歩き回るうちに、さすがに空腹もましてきたので、画廊の横のカフェでお茶をすることにした。

サンドイッチを一つだけ頼み、二人で分けて食べようと思っていたのだが、運ばれてきたのは2枚のお皿。あれ?間違えて2つ頼んじゃったのかな?と不安になっていたら、食べやすいよう二つに分けてくれたとのこと。親切である。付け合わせのサラダに青カビのチーズが乗っていたのだが、このチーズが実にうまい。青カビのチーズはコクがあるのは分かるんのだが、結構かびのにおいや感触を我慢して食べていたところがあった。ところがこのチーズは、コクとうまみだけがあって、臭みや変な感触がほとんどないのだ。過去最高の味である。他にもマスタードも非常にうまい。サービスといい味といい大満足であった。

食後いろいろ見て回るうちに16時になったので上の階に移動。すると、予約していたにも関わらず喫煙席に案内された。出てきたものの味も良く言ってまあまあ。クロテッドクリームはうまいが、ジャムは妙に甘くて変な香料っぽいし、サンドイッチも今イチ。スコーンもなんだかぱさぱさ。ついでにピアノの生演奏もあったのだが、今イチ。サービスといい味といいがっかりであった。

気分直しに、クリスマス用品のバーゲンに。なんとクリスマスの飾り付けなどの残り物が、75%引き!になっているのだ。来年のために…というよりむしろほぼ恒常的なお部屋の飾り付け用に、いろいろと買い込んだのであった。

というわけで、いろいろ古い家具とかもあったりしてちょっと博物館的な楽しさもあったのもあり、ハロッズの中だけで終わった一日であった。
(30/Jan/2005登録)