ロンドン一泊小旅行二日目

ロンドンの安い価格のホテルはどこもコンチネンタルブレックファスト付きとなっていた。要はシリアル+ジュース+パン+フルーツ+コーヒー/紅茶に+α程度の朝食。イングリッシュブレックファストやアイリッシュブレックファスト程ではないが、そこそこ満足である。

今日の目的はロンドンアイ。2000年にできたと言う世界最大の観覧車である。

地下鉄でEmbankmentに行き(本当はWestminsterが最寄り駅だった)、地下鉄の駅から延びている歩行者用の橋からの風景を楽しみながら対岸に渡る。

到着したのは9時過ぎ。激混みと聞いていた割には空いている。ただ、ロンドンアイ+テムズクルーズの予約をwebから入れており、その予約では11時となっていた。なので、チケットだけ受け取っておいて、しばらく周辺をお散歩することに。

対岸にはビッグベンや国会議事堂が見える。川を挟んでの眺めはまた格別に奇麗である。他にこの場所には水族館もあるのでその情報を仕入れたりするうちにようやく10時になった。

ロンドンアイの側に戻ってみると、なんだか行列が延びている。列を眺めてみると、どうも予約者を特別扱いして進ませているような風情がない。じゃあ予約の意味ないじゃん。少し早いが列につく。幸い10分程度で乗り込めたが、こんなことならもっともっと空いていた9時台に乗っておけばよかった。

乗り込むにあたっては、セキュリティチェックがある。飛行機じゃないんだから(London Eyeの正式名称はBritish Airways London Eyeなのだ)とも思うが、今時必要なのかねえ。没収されたものが脇においてあったのだが、凶器となりそうなナイフ類は当然として、ワインとかも一時没収されていたようだった。

さて、ロンドンアイである。楽しい。

だけではなんなので。さすがに世界最大の観覧車というだけあって、高い(135メートル)。晴れている日にはウインザー城まで見えるのだとか(ってどこだよ。しかもどーせ識別つかねーよ)。その大きい観覧車を、定員25人の「カプセル」が、約30分で一周する。カプセルはガラス張りで、中央にベンチはあるが、当然多くの人は窓に張り付くのである。といっても、みんな紳士的で、自分がある程度見たり写真を撮ったりしたら、気軽に場所を譲ってくれる。おかげでこちらも一カ所にしがみつかずにすみ、あっちを見たりこっちを見たりと結構自由に楽しめた。

終了間際に写真を撮ってくれるのだが、ちょうどそのとき、写真の真正面にあたる位置に私が立っていたのであった。しょうがないので(^^;買う。

今日は気温は低くて風は強いが、天気は快晴に近い。そしてカプセルは非常にしっかりしていて強風の中でも全然揺れを感じない。実に快適な「フライト」であった。

さて、次はクルーズである。二日連続のクルーズである(^^;。

こちらのクルーズはロンドンアイの下の桟橋から出る、ロンドンアイ専用の船に乗り込む。昨日の船は屋根舟風のガラス張りだったが、こちらは飛行機風の座席に座り窓越しに景色を眺めると言う感じである。窓は大きいが、ガラス張り程の開放感はない。夏場には上の階のオープンデッキが解放になるようだが、今は寒いせいか下の階限定だった。

パンフレットには日本語のイヤホンガイドがあるようなことが書かれていたが、質問しても今回はないと言われてしまった。クルーズが始まると、女性が来て、ライブのガイド。うーん、言葉がわかったらこっちの方が楽しいんだろうけどねえ(^^;。まあ昨日一通り見ているし、昨日のクルーズで開放感は満喫したから、これはこれでOKでしょう。

ちなみにロンドンアイであるが、クルーズが終わった13時頃に改めて見たら、大行列ができていた。ここは午前中にくるのが正解のようだ。


ロンドンアイ側の川沿いを歩いてセントポール寺院の方角へ。真正面にセントポールの大聖堂が見えているという、これまたとても景色の良い歩行者用の橋を渡ってセントポールへ。

セントポールであるが、今日は日曜ということで観光コースはなし。少々残念であるが、ドームを下から見たりして、巨大な聖堂を眺めて楽しむ。と、15時15分からEvesongのserviceがあるという。せっかくなので聞いて行こうと座って待つ。賛美歌を聴いたりお説教を聞いたり寄付をしたり(^^;。音がものすごく反響して、とっても荘厳で美しかった。

約1時間のEvesongが終わって外に出たらもう暗い。うーん、一泊してもあまり観光地を回れませんでした。
(28/Jan/2005登録)