ロンドン一泊小旅行一日目

ロンドンも日帰りばかりではつまらないと、一泊してくることにした。

例によってCoach(長距離バス)のOxford Tubeにてロンドンに。終点のVictoria stationでおりる。
「みゅう」に立ち寄ると、ロンドン市内観光のBusツアーの案内があった。£16とそこそこ値が張るが、日本語のガイドもあり、乗り降り自由だから観光の足としてもそこそこ使えるのだとか。急遽今日の予定を変更し、試してみることにした。「みゅう」でクーポンを買い、Victoria stationのバス停の方へと向かう。

「みゅう」が案内しているのはOriginalという会社の赤い色のバス。パンフレットを見ると、市内観光の系統は赤系統と黄系統の2系統。いずれもロンドン市内の主要な観光ポイントは押さえているようだったので、来たバスに適当に乗ってみる。ガイドさんがライブでガイドをしてくれているのだが、ヒアリングできないんだってばさ(^^;。イヤホンガイドを捜して試してみたが、何も聞こえず。後で分かったのだが、乗ったバスは黄系統のバスだった。で、赤のバスが日本語ガイド付きだったのだ。良く読めばパンフレットにも書いてあったし、そう言えば「みゅう」でもそう教えてくれたような(^^;。

ちなみに、Bigという茶色のバスのバスツアーもある。こちらの方が、本数は多い感じ。一応日本語ガイド付きの路線もあるようだ。ただ値段も少し高くて£18。

いずれも「みゅう」で買わずとも、バス停で簡単に買えるようである。手数料を取るわけじゃないから「みゅう」でもいいんだけどね。

さて、せっかくダブルデッカーのバスだからと2階に乗り込んでみたのだが、2階は前1/3程には一応屋根も風よけもあるが、残りは雨ざらしの吹きっさらし。非常に寒い。この季節に乗るのはちと無謀であったかも。しかも博物館巡りの予定だったからカイロとかも持ってきていなかったのだった。

この黄系統のバス、なぜか(多分ガイドさんがきちんと説明しているんだろうが(^^;)トラファルガー広場で乗り換えさせられてしまう。ようやく前に座れたと思うと乗り換えである。改めて乗ったバスもなんだかちょっと一周したらトラファルガーに戻って乗り換えろという。まだ赤系統のことを知る前だったので、いい加減嫌になって、いったんバスを降りることにした。

トラファルガー広場から少し歩くとテムズ川沿いに出る。ぷらぷらと歩くと、Embankmentという所に出た。バスツアーのパンフレットを見ると、ここの桟橋から、テムズ川クルーズが出るようだ。

そうなのだ。バスツアーにはテムズ川クルーズがついているときき、今日の予定変更に至ったのである。いい加減バスにも懲りていたタイミングでもあり、今度は川からせめて見ることにした。

船は屋根舟風だが、全面ガラス張りの明るい作り。客室の外側の、脇には通路のようなデッキがあり、後部には椅子付きの少し広めのデッキがある。有料で日本語ガイドも借りられるのだが、せっかくだから聞くより見ようとばかりに、ひたすら川からの景色を眺めたりビデオに撮ったり。より広範囲で満喫したかったから、後ろのデッキに出ている時間が長かったが、もちろん、ガラス張りの屋内からぬくぬくと見ることもできる。

ビッグベン、ロンドンアイからタワーブリッジまでぐるっと一周する約45分のクルーズである。満喫。

クルーズが終わったところで、Embankmentのバス停に戻ると、ちょうどOriginalのバスが来ていた。見ると、今度のバスは乗り口でイヤホンを配っている。ならばと思って乗り込んだ後でパンフレットを確認し、赤系統に乗るべきであったことに気づいたのであった(^^;。

というわけでようやく日本語ガイドにありついた。やはり日本語できちんとガイドしてくれると分かりやすくてよい。というわけで、2時頃から5時近くまでかけてロンドン市内一周を果たしたのであった。

暗くなり、バスも一周したことだからと、Victoriaでおりる。お腹も空いたので、夕食の場所を「みゅう」に聞いてみることにした。

薦めてくれた中で、比較的近くでリーズナブルで面白そうなのはパブ。ただ、「みゅう」から予約が取れるのは、Fish & Chipsかローストビーフのいずれかにスープをつけたというメニューだけ。高い割に全然魅力的じゃない。その店に行ってみてから決めようと、特に予約を取らずに行ってみることにした。

パブに入り、ローストビーフとか食べたいんだけど、というと、上の階のレストランだとのこと。なんだか人気がない「レストラン」にこわごわ上がってみる。初め予約したの?と聞かれたので、しまった!予約が必要だったのか?とビビったが、そう言うわけでもなかったらしい。席に案内され、メニューを見てみると、「みゅう」と同じ価格帯の料理として、以下の3つが上がってた(各スープ付き)。

  1. ローストビーフ
  2. ポークのローストしたの
  3. ターキー

この季節に食べるんなら、ターキーでしょ、とターキーを注文。スープが出て、それを食べ終わったところでカウンターに行き、希望の料理を切り分けてもらう。

17時過ぎと、夕食にしては早めの時間に入ったおかげか、ターキーはまだ焼きたてそのまま。どこにもナイフが入っていない。その状態から皮の下の肉を2切れ切り分けてもらう。

このターキーが非常にうまい! これまで食べたことのあるターキーと名のつく料理は大概ぱさぱさした印象だったんだが、初ナイフだったおかげか、とってもジューシーでしっかりした味がついていながら、さっぱりしている。また、ジャム(ゲームというのか?)とお肉とを合わせてうまいと思ったのはこれが初めてであった。

他に、付け合わせの温野菜とヨークシャープディング。2切れってのははじめは少なく見えるんだけど、付け合わせと食べてたら十分満腹になったのだった。

暖かい席に案内してくれたり、空調にクレームを付けたら調整してくれたので、一応チップに£2程つけて、二人£32弱。満足。
(28/Jan/2005登録)