ローマ法王はローマカトリック教会が南米原住民をpurifiedしたと言ったの?

昨日付けで書いた記事のうち、続報か?としてあげたリンク:
Chavez demands Pope apologize for Indian comments (Sat May 19, 2007 12:07AM EDT)について。


ベネズエラチャベス大統領が怒っているとの記事。この大統領は反米で有名で、またカトリック教会とはよく衝突しているそうなのだが、凶行を直接批判したのはこれが初めてとか。その謝罪を求める批判に使っている文句が凄い。法王の発言について、

ignoring the "holocaust" that followed Christopher Columbus's 1492 landing in the Americas (1492年のコロンブスアメリカ大陸到達以来の「ホロコースト」を無視した)

there was a real genocide here(この地には本当の民族大虐殺があった)

などと批判しているそうである。言葉が非常にきつい。ベネディクト16世の経歴からこのような言葉遣いを選択しているのだろうか。


ちなみに、この大統領は別段私のような『アンチ・キリスト』というわけじゃない。記事末尾の記述によると、この大統領、本人は自分はクリスチャンで、子供のころは聖職者になろうと思っていたといい、自らの社会主義的政策のルーツはイエス・キリストの教えにあると言っているとか。


それはともかく、この記事でも、先の記事でも、ベネディクト16世の発言を紹介する際に

the Roman Catholic Church purified them

という趣旨の"arrogant and dispespectful(傲慢で無礼)"な発言をしたと書かれている。
purifiedって「浄化」?なんだか凄く強く響くんだけど、具体的には何をどのように言ったのだろうか。Reutersの記事からは、purifiedに対応して見える記述が読み取れないのだよなあ。