オタクの愛と偏狭

最近お気に入りのウェブ漫画に「今日の早川さん」シリーズがある。その一つ「[http://horror.g.hatena.ne.jp/COCO/20061121#p1:title=追加]」について。


純文学、SF、ホラーの各愛書家(マニア)から本を借りた子が、それぞれについて好意的感想を返したところ、いきなりそれぞれ大長編ばかり追加で貸してくれちゃったという話。セルバンテスドン・キホーテ」全6巻、S・キング「ザ・スタンド」全5巻(知らん)、N.スティーヴンスン「クリプトノミコン」全4巻。読んだことないものばかりであるが、こんな大作ばかり一気に貸してくれても困るだけであるというのは良くわかる。

しかし、なんでオタクというのは好意的な反応を示すとすぐに調子づくのでしょうか。試しにSF者に「P・K・ディックで何か面白い本貸して」とでも言ってみるといいよ。絶対翌日10冊くらい持ってきて読書ガイドまで垂れ流すから。

んむ。そこまで「濃く」はなかったが、似たような布教活動をしちゃった経験はあるなあ(遠い昔だ)。一番気に入った下りはこれ。

どうやらそこには、対等に話せる相手を作りたいという同属繁栄の意識が働いているようですが、同じ土俵に立ったら立ったで今度は自分のマニア度の方が深いぞと攻撃されるんだよね。はぁ・・・

あるある(苦笑)