盗作画家
テレビで和田義彦氏が自分の作品をオマージュと言い張っているのを見た。
何がオマージュだ。例えばLuncheon on the Grass(マネの「草上の朝食」)のオマージュ群をみても*1、あんなただのコピーはないと思うぞ。
ゲージュツのことはよく知らんが、何かしら自分の技法で/自分の感性で/自分の視点で付け加えたい物があるから、オマージュが真似とか贋作と扱われたりせずに、作品として成立するのではないのか?少々色合いは変わっていたりするものの、とても付け加えた物があるようには見えないぞ。
あとオマージュって、延々とその作者の作品をなぞり続けるものなのか?献辞も捧げずに?それっておかしくないか?
オマージュをそういう風な物と吹聴するのって、絵画芸術のみならず、芸術すべてに対する冒涜だと思うんだが、どーなんでしょか。
*1:もちろん全部見たわけじゃないが