デジカメ買い足し

現在使用している京セラのFinecam SL300Rが非常に不評なのである。いわく、

  1. 直観的に撮りにくい
  2. ピントがボケる
  3. レスポンスが悪い
  4. 撮った後確認しづらい
  5. 電池のもちが悪い

1をちょっとブレイクダウンしたものが2,3になるだろうか。基本的には半押し操作に慣れていないという問題があるかと思うが、確かになかなか一発できれいなピンとにならない場合もある。3については銀塩に比べてデジカメの宿命みたいなもんだと思ってた。

これらは慣れの問題であるにしても、いったん「快適じゃない→使わない→慣れない」の悪循環に陥ってしまえば一向に改善に向かわないのだった。

4は液晶画面の小ささと暗さのため。これはどうしようもない。

そして、私自身も大いに不満なのが5である。そろそろ電池が弱ってきて拍車をかけているというのもあるかもしれないが、まともに一日使えないのだ。けちけち使うから、あまり試行錯誤できない、ということが、1〜3の問題にさらに拍車をかけているのであった。

かくして、銀塩のように気軽に使えて、液晶画面が大きく、電池のもちが良いカメラはないか?と探して見た。

価格.comをざっと眺めた感じでは、どうやらフジのFinePix F10が良さそうだ。

0511付記:良さそうも何も、この記事によると、

今年3月に発売した「FinePix F10」が売れ行き好調らしい。それまではコンパクトデジカメの弱点といわれた高感度撮影時のノイズを改善し、ISO400や800でも実用的な画質で撮れる画期的なデジカメである。加えて、約0.01秒というシャッタータイムラグの速さ、CIPA準拠で約500枚というバッテリー持久力の高さなど、カメラとしての基本性能がきちんと押さえられている。そのあたりが人気の理由だろう。

とのこと。30分未満の調査時間しかかけなかった割には良い物を選んだようだ。

さて、日本でなら最安値4万未満。英ではどうかとArgos, Dixons, PC worldを見た限りでは、Argosの£279.99がましで、後は£299.99。1.5倍である(^^;。まあ仕方がない。

さて実際に街に出て実物を見てみた。webでみていた時にはもう少しごつい感じを受けていたのだが、思ったよりも小柄な感じである。デザインおよび持ち歩きにも大きな問題はなさそうだということで、即決。

購入はArgosで。128MのXDカード(£30位)、DV用のデジタルビデオテープ(5本£15位)もついでに。

実際のところメディアがxDってのは本当はやなんだけどね。SDならLinux Zaurus、DVと共通に扱えるのに。

だからといって、128Mというのはけちり過ぎたかも知れぬ。300万画素のSL300Rですら256MのSDを入れていたのに、600万画素である。実際256MのSL300Rでは200枚以上撮れたのに(電池が数十枚でなくなるというのに)、128MのF10では80枚程度しか撮れない(電池は500枚近くもつらしいのに)。

さて、操作感であるが、すばらしい。SL300Rにはあれほど不満ばかり述べてた相方が、喜々として撮りまくっている。

SL300Rも高感度(最高ISO800相当)が売りであったが、実際高感度にしてみるとどうも画が粗すぎるというか変なノイズが多すぎて、結局低感度側しか使い物にならなかったのだ。だが先の紹介文にもある通りF10(最高ISO1600相当)では、そこまでの画質の悪さは感じられない。

SL300Rが弱かったマクロが使えるのもうれしい。久々に大正解の買い物であったように思う。