全日空の機内に置ける飛行状況表示のおかしな点について

機内におけるマップ表示が酷い。

その一:地名表記
日本語として普通に通用している名前とは別物が表示される。その例を、以下の汎例に従って記す:広辞苑の見出しに出て来る通常の呼称→表示された名前

いずれも、日本語として普通に通用する名前があるにもか関わらずそのような呼称を採用する基準とは何だろうか?


その二:Local time
ローカライズがいい加減だとしか思えない例
飛行状況表示の一環として各種のデータが表示されるが、その中に出発地及び到着地の現地時間というのがある。これは時計を合わせたり等、そこそこ重要な情報であると思う。この手の情報は、英語と日本語で交互に表示されるが、英語で

となっていたものに対応する表示の日本語表記がこれだ

  • 出発地の現地時刻/現地時間

引用する段階で、私が省略した部分は一切ない。表示されたままである。


問題点は二つ

  • 用語の不統一:時刻と時間
  • 後者にat destinationに対応した訳語が一切含まれていない


正直阿呆かとしか言いようがない。このようなローカライズもしくは翻訳をやった会社も見下げたものだが、このようなレベルのものを堂々と乗客に曝している全日空の見識を疑う。いったいどのようなチェックを行っているんだろう。つくづく情けないやら目障りやら。*3

*1:広辞苑第五版でも、記事中にそのような呼称があることは書かれている。ただし見出し語にはなっていない。追記:と思ったら、グランドコンサイス英和辞典によれば米国Alabama州中部の工業都市が、バーミングハムなんだそうだ。英国の方および米国Michigan州南部の都市;デトロイトの住宅地の方は、発音記号的にもバーミンガムだ。

*2:広辞苑第五版にも見出し語は実はある。ただし、「モスクワの英語名」との記述があるのみ。すなわち日本国内に置いては通常「モスクワ」と呼称されていることは明らかであろう。

*3:ついでに言えば、機内で免税品を販売して小金を稼いでいるのだが、そのためCAがワゴンで通路を塞ぎっぱなしになるやら、場合によってはなんだか知らないがわらわら集まってきて騒がしいやら何やら。もう少しやり方というものを考えろよ。特に欧州からの帰国便では、時差ぼけ解消のために乗ってすぐは眠ろうとする客も多いんではないのか?少しは配慮しろよ。次の機会がもしあれば、その時は絶対にバージンにしてやる。少々時間設定が不便でも。