英Apple直営店の修理対応遅滞問題 - 経緯まとめ
1月末〜(?):iBook(2001年後期型/HDD 80Gに換装済)のディスプレイが不調となる。
症状:輝度がいきなり変動する。徐々に頻度が高くなり、完全にバックライトが切れる事も起こるようになった。
解説:2004年1月に秋葉原某ショップでHDD換装を行った際、そのショップのwebサイト上の説明で、当該モデルは液晶のケーブルが出荷時点でケースに挟まれたりしており、不具合の出るケースがあるとのことだった。おそらくそれであろうと推測。
背景:当方居住地からLondonのApple直営店までは、一人往復£3.2(bus; return)+£52/6(coach; 12回の回数券使用)+£4.7(tube; off peak day ticket)*1。片道約3時間程度。もちろんこの目的のためだけにはるばるロンドンまで行くようなことはせず、他の目的地も設定して行くのだが、他の地域に行くことができないなど、週末の行動が大幅に制約を受けることは言うまでもない。
*1:£1≒¥200として約3000円程度×2人
2/12(土)
Londonのアップル直営店に修理に持ち込む。Genius barでiBookを預ける。
先方の対応:ケーブル、ディスプレイ、マザーボードの可能性がある。診断結果を1週間以内に連絡し、こちらの了解を得た上で修理する。期間はおよそ10日〜2週間とのこと。
期待:■■■■□
不信:□□□□□*1
2/26(土)
2週間経過。この間電話は一回もこない。当初伝えられた修理期間が経過したのでアップル直営店再訪。
先方の対応:Genius barで確認したところ、まだだとの答え。
こちらの対応:これまでの英国の通販などの対応から、こんなことも有り得るとは想定していたので、失望しつつもとりあえずお任せして帰る。
期待:■■□□□
不信:■□□□□
3/12(土)
4週間経過。相変わらず電話は一回もこない。状況を確認するためにアップル直営店再訪。
先方の対応:ケーブルを交換するとのこと。部品取り寄せ中とのこと。
こちらの対応:連絡なしに修理を先に進めたことには腹も立ったが、一応高額修理ではなかったことと、初めての具体的な回答であり、解決への期間を短縮する方向の形だったので、とりあえずお任せして帰る。
期待:□□□□□
不信:■■□□□
3/26(土)
6週間経過。さらにまた相変わらず電話は一回もこない。それでも、部品取り寄せとの回答をもらってから当初に修理期間として提示された2週間が経過した。電話を受け損なった可能性もあるかと、期待を込めてアップル直営店再訪。
先方の対応:部品がおかしかったので、再度取り寄せ中との返答。
こちらの対応:その言葉を信じるしかないので、とりあえずお任せして帰る。ディスプレイのケーブルくらいもっとちゃっちゃっととりかえられんのかと不満は高まる。
期待:−
不信:■■■□□
4/9(土)
8週間経過。2か月も待たされたことよりもついに手元に戻ってくるという喜びに舞い上がりつつアップル直営店再訪(4/11参照)。
こちらの対応:簡単にチェックした後に料金£89を支払い、その後Genius barでもう少しチェックしていたら症状再現。全く直っていない事が判明。苦情を申し立て、返金を迫る。
先方の対応:再度預けてくれれば追加料金なしに直す。大至急対応する。来週の月曜また来てくれだかa couple daysで対応するというような旨のことを言ったはず。
期待:■□□□□
不信:■■■■■*1
4/16(土)
9週間経過。先週そこまで言っておきながら、電話はこなかった。最悪また部品が必要だからどのくらい待て*1との電話があるだけでも、電話がありさえすれば容認する覚悟だったのだが。いいかげん怒りを覚えつつアップル直営店再訪。
先方:電話がないと引き渡しができない。
当方:1週間後だと言った。
先方:預かってからまだ1週間である。部品手配中である。
当方:1週間ではない。既に2か月が経過している話である。
(そこそこ声を荒げつつ中略*2)
先方:2か月というのは申し訳ないことをした(正確な表現は不明)。マネージャーと相談した結果新しいiBookを用意する
というわけで、来週土曜の夕方に再訪を約束。
それまでに、「iBook G4 14-inch:1.33GHz (SuperDrive model)」を、80GBのHDDに換装し、データトランスファーを行った上で(私の80GB HDDは現行の筺体に比べて厚いので、換装は不可能とのこと)引き渡してくれるとのこと(Apple storeの右端のマシンを指さしながら説明してくれていた)。なお、旧80GB HDDもこちらに。
指摘された問題点等:
この時点でのチェックリスト:
- 旧80GB HDDがあるか(超重要)
- データトランスファーは問題ないか(特に2nd partition; HDDさえ(無事に)引渡されていたら自前でどうにか可能。とは言え中身が無事かは店頭での確認はできないだろうから、一応重要)
- 引渡されたiBookのスペック確認(SuperDrive modelは口約束か否か。仮に違った場合どうするか)
- 引渡されたiBookの消耗度/問題点の有無
参考までに店頭での対応:
- 概して、Genius barの対応自体は、常に(外見上)gentleでgenuine。
- 今回のやり取りは基本的にGenius barの脇で。先方に都合の悪いことを比較的大声で述べていても、特別密室に誘導されたりはしない。
- 最後に機種や条件などについて細かい説明をするにあたり、(言語面の)理解力に乏しい私が、騒音で邪魔されずに聞き取れるよう、奥に誘導。
- 実際の手続きは全て表に戻って。
*2:よく物の本には日本語でいいから怒鳴れとか言うようなことが書かれているが、英語で通した。アドレナリンの効いた頭では、こちらの言い分を英語で通じさせるのと相手の言い分を理解するのが精一杯だったようで、やり取りの詳細の記憶は残っていない
*3:一応「新品新型最上位機」>「英語環境OSから環境再構築の手間」ということで。
*4:対応してくれたGenius Barの中の人の「誠意」は認める。ゆえに「不信」は一個減らしたが、正直もはや実際に手にして問題がないことを確認するまでは信用できるものではない。これまでの経緯を考えると、来週取りに行ったらまだHDDを取り寄せ中と言い出さぬとも限らぬ。また、ケーブル一個まともに交換することもできないところに、ちゃんとデータ転送できんのかよとの思いもある。
4/23(土)
10週間経過。本当に最後になるんだろうなとの思いと、最後の最後に何かやらかしてくれてないだろうなとの不安を抱きながらアップル直営店再訪。
箱を受け取る。確認。案の定しっかりやってくれていた。
○ 旧80G HDD→ある
○ スペック→iBook G4 14-inch:1.33GHz (SuperDrive model)
ここまではよい。では起動して中身の確認である。
× 内蔵HDD→60GB
◎ 1stパーティションのデータ→日本語環境やアカウントごと移行済。追加に何をせずともすぐに使用可能な状態。
× 2ndパーティションのデータ→なし*1
全くもって、ある意味想定どおりである。
なおひとつ認めねばならない。これは半ば私のミスでもある。確かに先週の紙のどこをみても新しいHDDを換装するとはかかれていない。口頭で述べただけだ。それでもって先週の対応者であるRogerは今日はいないそうだ。本当かどうかなんて知らない。まったく「やられた」。
ちなみやることを細かく指定した別紙の申し送り書をみてもHDD60→80GBの記述はない。「全て」のデータをtransferとする記述があるのみである。その写しはもらっていなかったが、チェックできなかった訳ではない。なぜならRogerは自分のlaptopを使用して、私の目の前でその文章を書いていた。ゆえに、ちゃんと新しいのを80Gに換装すると明文化するようチェックできたはずなのである。我ながら詰が甘すぎる*2。
いまさら再度クレームをつけて80Gにしろというのが通ったとしても、それは同時にまたも受け取り期日が伸びるということを意味する。今度こそもうごめんだ。60Gあればとりあえず十分だ。それよりはこれで縁を切ることを優先する。
以上最終的に、私にとって、ロンドンアップル直営店は嘘つきの無能ということで確定である。
以上が今回の全顛末である。
まとめ
このエントリで言いたかったこと:私はクレーマーじゃない!!