『太宰治に井伏鱒二、徳富蘇峰も…御坂峠遠望「まるで注文どうり」の富士山』
産経が見出しで恥ずかしいことをしている…のかと思っていたら、こともあろうに太宰の引用と称して以下のようなことを書いていた。
太宰がまさかそんな言葉遣いをしていたんだろうか?と一瞬疑って青空文庫を見てみた。該当する箇所は青空文庫では以下のようになっている。
これは、まるで、風呂屋のペンキ画だ。芝居の書割だ。どうにも註文どほりの景色で、私は、恥づかしくてならなかつた。
産経の「牧井正昭」という記者は、「どほり」を現代仮名遣いで「どうり」と書くと思っているようだ。へー。産経はこんなんで記者やれるんだ。校正も通っちゃうんだ。
ついでに「」で囲んだ部分は普通要約ではない引用だと受け取るんではないだろうか。「芝居の書割だ。」の部分を削りたい気持ちは理解できるけど、文章で飯食ってる人間ならもっとうまく処理しろよ。
呆れた。
曹操の遺骨のDNA鑑定の話
曹操の遺骨、DNA鑑定計画=上海の大学が子孫の男性募集−中国という記事があった。
中国で真贋(しんがん)論争が続く三国志の英雄で魏の始祖、曹操(155〜220年)の墓をめぐり、上海の名門・復旦大学が出土した男性の遺骨のDNA鑑定を計画している。父子間で遺伝するY染色体を子孫との間で照合すれば鑑定は可能として、「曹」姓の男性の募集を始めた。
として
曹操の故郷、安徽省亳州市を中心に、墓が見つかった河南省や山東省で「曹」姓の男性を募り血液を採取。曹操の父親が「夏侯」家からの養子だったとされることから「夏侯」姓の男性も対象とし、合計数百人のサンプルを収集する。
とのことなのだが、一方Wikipediaの「曹操」の「子孫」の項には以下のような記述があった。
…その地名、上の記事では研究対象になってないんですけど。
謎。
【2001年〜2004年編】
×『獣たちの夜』 押井守(2000)
小説も書いてるんだ。
×《Dクラッカーズ》 あざの耕平(2000〜2004)
存在も知らない。
×《キノの旅》 時雨沢恵一(2000〜)
タイトルは知ってるし、手を出そうかなーとしたこともあったはず。
×《まるマ》 喬林知(2000〜)
存在も知らない。
○《虚空》 上遠野浩平(2000〜2002)
多分全部はフォローしてない。上遠野作品は何をどこまでry。
×『骨牌使いの鏡』 五代ゆう(2000)
作者の名前だけは見かけたことある気もするけど気のせいかもしれない。
○《猫の地球儀》 秋山瑞人(2000)
なんか好きだった記憶がある。けどとりあえず○。
×《木島日記》 大塚英志(2000)
知らん。
×《A君(17)の戦争》 豪屋大介(2001〜)
存在も知らん。
×《Missing》 甲田学人(2001〜)
存在も知らん。
○《イリヤの空、UFOの夏》 秋山瑞人(2001〜2003)
エンディングを思い出せないから最終巻は読んでないかも。
◎『かめくん』 北野勇作(2001)
雰囲気が好き。
×《トリニティ・ブラッド》 吉田直(2001〜)
タイトル聞いたことあるかも。
×《ランブルフィッシュ》 三雲岳斗(20001〜)
存在も知らん。
○『紫骸城事件』 上遠野浩平(2001)
だから上遠野作品は何をどこまでry…って、あり?これは一冊物?そうだっけか。
○『失踪HOLIDAY』 乙一(2001)
あ、検索してみたら角川スニーカー文庫の表紙絵、記憶があった。既読だ多分。たしか人に借りて読んだぞ。
×『NHKにようこそ』 滝本竜彦(2002)
書店で見かけたことはあるが、あまり読みたくない印象だったから読んでない。
×《悪魔のミカタ》 うえお久光(2002〜)
存在も知らない。
×《マルドゥック・スクランブル》 冲方丁(2003)
多分知らない。
×《銀盤カレイドスコープ》 海原零(2003〜)
存在も知らない。
×《撲殺天使ドクロちゃん》 おかゆまさき(2003〜)
タイトルは聞いたことあるがラノベだったのか。
○《涼宮ハルヒ》 谷川流(2003〜)
三冊くらいは読んだ。一冊目はそこそこ楽しめたが、段々作者自身による二次創作っぽい感じがしてきて読むのやめた。
×『デュラララ!!』 成田良悟(2004)
存在も知らない。
×《吉永さん家のガーゴイル》 田口仙年堂(2004〜)
存在も知らない。
×『新本格魔法少女りすか』 西尾維新(2004)
存在も知らない。
×『空の中』 有川浩(2004)
存在も知らない。
■小計:7/29
- 以上、2004年までのリストであるが、多分2000年代全体で選ぶともっと知らない作者・作品が増えているのだろうなあ。
【1990年〜2000年編】
×《炎の蜃気楼》 桑原水菜(1990〜2004)
存在も知らん。
×『時の果てのフェブラリー』 山本弘(1990)
と学会関連で名前だけは見るが。
×《星虫》 岩本隆雄(1990〜)
全く知らん。
○《鉄甲巨兵SOME‐LINE》 吉岡平(1990〜1991)
タイトル見て一瞬×つけたが、著者見て辛うじて読んだことを思い出した。
○《ゴクドーくん》 中村うさぎ(1991〜2001)
多分あんな人だと知る前に一二冊は読んでんだよな。
×『ヘルメハイネの水晶の塔』 井辻朱美(1991)
存在を知らん。
○《蓬莱学園》 新城カズマ(1991〜)
初めの一二冊は読んだ。
×《ヴィシュパ・ノール変異譚》 水杜明珠(1992〜)
存在を知らん。
◎《十二国記》 小野不由美(1992〜)
続きをー。もっと続きをー。てゆーかオチをー。泰麒をどうにかしてやってくれー。
○『六番目の小夜子』 恩田陸(1992)
たしか借りて読んだ。
×《デルフィニア戦記》 茅田砂胡(1993〜1998)
これも見かけた記憶はあるんだけど。
×《ヤマモトヨーコ》 庄司卓(1993〜)
全く知らん。
◎《大久保町》 田中哲弥(1993〜1996)
田中哲弥はけっこ好き。
×《爆れつハンター》 あかほりさとる(1993〜1996)
もしかしたら一二冊読んだことあるかも知れんけど。
×『あいつ』 須和雪里(1994)
存在を知らん。
×《魔術士オーフェン》 秋田禎信(1994〜2003)
存在を知らん。
×『タイム・リープ あしたはきのう』 高畑京一郎(1995)
手を出そう出そうと思いつつ出さずじまい。
◎《ロケットガール》 野尻抱介(1995〜)
あり?「〜」って続き物?だったら初めの一冊だけしか知らない。でもまあ好きだから◎にしとこ。「ふわふわの泉」もお気に入り作品。ライトハードSF。
×《風の白猿神》 滝川羊(1995〜)
存在を知らん。
×《ブラックロッド》 古橋秀之(1996〜2000)
存在を知らん。
×《楽園の魔女たち》 樹川さとみ(1996〜2004)
存在を知らん。
×《星界》 森岡浩之(1996〜)
全く読んでない。当初は表紙絵が気に入らないだけだったんだけど。今更もういいや。
×《電脳天使》 彩院忍(1996〜1998)
多分知らない。
◎《悪魔の国からこっちに丁稚》 ディ・キャンプ(1997)
田中哲弥はけっこ好きなんだってば。「訳」としてはどうかしらんがw
×《カナリア・ファイル》 毛利志生子(1997〜2001)
存在を知らん。
×《ちょー》 野梨原花南(1997〜2003)
存在を知らん。
×《月の系譜・桜の系譜》 金蓮花(1997〜)
存在を知らん。
×《星のパイロット》 笹本祐一(1997〜)
存在を知らん。
×《西の善き魔女》 荻原規子(1997〜1999)
一度借りたのに未読のまま。
×『天夢航海』 谷山由紀(1997)
存在を知らん。
×《都市》 川上稔(1997〜)
存在を知らん。
○《ブギーポップ》 上遠野浩平(1998〜)
ある程度は読んだが、どこまで読んだかは知らない。上遠野作品は何をどこまで読んだのかわかんなくなるんだよなあ。それでどれも結局やめてしまってる。
×《フルメタル・パニック》 賀東招二(1998〜)
もしかしたら、と検索してみたが、全然知らん。タイトルを聞いた気がするのは、多分「フルメタル・ジャケット」のせいだろう。
×《ペリペティアの福音》 秋山完(1998〜1999)
存在を知らん。
×《マリア様がみてる》 今野緒雪(1998〜)
タイトルだけは聞いたことがある。
×《ラグナロク》 安井健太郎(1998〜)
全く知らん。多分。
×『機械の耳』 小松由加子(1998)
知らん。
×《EDGE》 とみなが貴和(1999〜)
知らん。
◎『やみなべの陰謀』 田中哲弥(1999)
だから田中ry
×《天魔の羅刹兵》 高瀬彼方(1999)
全く知らん。
×《スカーレット・ウィザード》 茅田砂胡(1999〜2001)
シリーズ自体を多分知らない。
■小計:10/43
- 90年代に入ると存在も知らん作品が増えてくる。この時期は本屋・古本屋にもそれなりに頻繁に通ってはいたはずなんだけど。いずれにせよもはや第一線の「読み手」ではなくなった時期なんだろうなあ。
【1977年〜1989年編】
◎《クラッシャー・ジョウ》 高千穂遙(1977〜)
旧版は一通り読んだはず。新版は手を出していない。
×《クララ白書》 《アグネス白書》 氷室冴子(1980〜1983)
多分私も氷室冴子は読む機会がなかった。乱読期にもしかして妹の本を一二冊読んだかも知れんが明確には記憶にない。
◎《ダーティペア》 高千穂遙(1980〜)
極最近の幾つかを除いては一通り読んでいる、と思う。ただし安彦絵のに限る。
○《星へ行く船》 新井素子(1981〜1992)
初期の新井素子は一通り読んだはず。
×《キマイラ・吼》 夢枕獏(1982〜)
どれか一冊くらいは読んだ気もするんだけど、この時代の夢枕の作品って…菊地秀行に関するコメントに続く。
◎《銀河英雄伝説》 田中芳樹(1982〜1988)
外伝含めて一通り読んだはず。90年代前半にはPC版のゲームも楽しんだ。
×《トレジャーハンター》 菊地秀行(1983〜)
(承前)…なんか菊地と夢枕と区別がついてないんだよなー。
×『少女小説家は死なない』 氷室冴子(1983)
これは絶対ない。
×《なんて素敵にジャパネスク》 氷室冴子(1984〜1991)
漫画は読んだ。かも。
×《丘の家のミッキー》 久美沙織(1984〜1988)
タイトルは見かけたことあるが。
×《妖精作戦》 笹本祐一(1984〜1985)
私も笹本祐一は読んだことがないと思う。
◎《アルスラーン戦記》 田中芳樹(1986〜)
中断前は楽しんで読んだ。中断後の2冊くらいは読んだはずだが、前の話を忘れているのに気付いたが、もう処分しちゃったし、また買う気も(当然)しないので、以後やめた。
◎《ガルディーン》 火浦功(1986〜)
火浦も旧作だろうが出れば買う勢いで愛読してたのだが、ここんところ買ってないなあ。
×《ARIEL》 笹本祐一(1987〜2004)
表紙は思い出せる。
○《創竜伝》 田中芳樹(1987〜)
アルスラーンが普通に出てる頃に出てたやつは一応読んだはず。90式戦車の話とか。
×《エフェラ&ジリオラ》 ひかわ玲子(1988〜)
私もひかわ玲子も読んだことがないと思う。
◎《ロードス島戦記》 水野良(1986〜1993)
一応シリーズは一通り読んだかなあ。一番最後の方はちょっと怪しいかも。
×《逆宇宙レイザース》 朝松健(1988〜1990)
一切読んだことはない。
×《私闘学園》 朝松健(1988〜1993)
同上。
×《天使》 折原みと(1988〜1995)
てゆーかこの著者の名前はなんか禁忌的な印象があるんだが、なんでかな。一切読んでいないはずなのだが少女趣味な先入観。
×《風の大陸》 竹河聖(1988〜)
ついに手を出さずじまい。
◎《魔獣戦士ルナ・ヴァルガー》 秋津透(1988〜1993)
ネオ・ヴァルガーまで読んだ。ネオは私も失敗作だと思った記憶があるなー。また読んでみたくなったが、もう手放しちゃったかなあ。
×《ハイスクール・オーラバスター》 若木未生(1989〜)
知らん。
◎《フォーチュンクエスト》 深沢美潮(1989〜2003)
けっこ好きだったが、どこまでフォローしたかわかんなくなって自然消滅。
×『ゆらぎの森のシエラ』 菅浩江(1989)
この作品は知らん。菅も多分読んだことない。
×《破妖の剣》 前田珠子(1989〜)
なんか前田も禁忌的印象。
◎《無責任》 吉岡平(1989〜1991)
初期の一二冊が一番面白かったなあ。段々タイラーも平も偉そうになってくんだもん。絵が変わってからもしばらくは付き合ったが、いい加減見切りをつけてやめた。無責任シリーズのフォローをやめる頃までに文庫で出ていた吉岡作品は一通りフォローしたはず。双胴戦艦の話とかの航空優位がない世界を仮定した吉岡版仮想戦記も結構好きだった。吉岡版水滸伝も出だしは期待したのだが。
×《スレイヤーズ!》 神坂一(1990〜2000)
一切読んでない。なぜだか、あまり読もうとも思わなかった。
■小計:11/28
「ライトノベルめった斬り!」
奇想庵というサイトに「ライトノベルめった斬り!」というエントリ(2007.01.25付)があった。
『ライトノベルめった斬り!』という本があり、公式サイトにその中で書評されている100作品の名前が記されているとのこと。上記のリンク先はその100作品について、ブログ主が「100の質問風にこれらの作品を読んだかどうかを書いてみる」というエントリである。3年も前のエントリであるが、そのリストのメモも兼ねて、便乗して自分も読んだかどうか書いてみる。書名、作者名、出版年代等は上記エントリから引用して改変した。
なお、既読の総計は、28/100であった。
【凡例】
○◎:既読。シリーズ中一冊でも読んでれば既読とする。◎はお気に入り。
×:未読